小児歯科公開:2025/01/15

初めての永久歯、6才臼歯を守ろう！

この歯はかみ合わせの基本となる歯で、とても重要な役割をもちます。
今回はこの6才臼歯についてお話しさせて頂きます。

6歳臼歯とは？

六歳臼歯は、5～6歳ごろに生えてくる、初めての永久歯のことを言います。
永久歯の第1大臼歯のことを一般的に6才臼歯といいます。6才臼歯は永久歯の中で最も早く生えてくる歯です。

6才臼歯（第一大臼歯）は虫歯になりやすい！？

①乳歯の後ろに生えてくるため生えてきていることに気付きにくい
②奥に生えるので磨きにくい
③かみ合わせの部分の溝が深い為、磨き残しが多くなる
④上下の歯が生えてかみ合うまでに1年ほどかかるため、その間に歯垢がたまりやすい状態が続きむし歯になりやすい

この理由によりむし歯になりやすいので、しっかりと歯磨きをして気をつけましょう。

歯医者さんで行う虫歯の予防処置

☆定期的なお掃除とフッ素をしましょう☆
フッ素は生えはじめの歯に塗布するのが、最も効果的です。
乳歯でも永久歯でも生えてすぐの歯はフッ素を多く取り込みやすいので、この時期に塗布しておくと健康で丈夫な歯になります。
0-2歳は、上の前歯の歯と歯の間、歯のつけ根の部分、3歳以降は、奥歯の溝、奥歯の歯と歯の間が虫歯になりやすいです。

タイミングをみて上下前歯が生えてきたらフッ素塗布できると良いでしょう。

☆深い溝にはシーラントをしましょう☆

第一大臼歯の咬む部分の深い溝から虫歯になることが多くなります。
虫歯になりやすい溝の部分をあらかじめ予防的にうめておく『シーラント』という方法があります。
プラスチックの材料で滑らかにできます。その結果、清掃性が向上して、虫歯リスクも低減します。
※シーラントを行う際に歯を削ったりすることはありません。

ご自宅ですぐにできる予防

フッ素入りの歯磨き粉を使用して、磨き残しがないようしっかりブラッシングをしてみてください！
歯磨き粉に含まれるフッ素の効果
・再石灰化を促す働き
・歯垢による酸の生成を抑える働き
・歯質を強化する働き
虫歯予防率30～40%という報告が出ています！
当院でも販売しているので気になる方はスタッフまでお声掛けくださいね。